自分でできるガラス修理の範囲は限られており、素人では失敗しやすいです。

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ガラス修理は業者に任せるべき?自分でできる応急処置とは

自分でガラス修理をする方法はガラス交換、リペア、飛散防止フィルムによる応急処置の3種類があります。それぞれ、手軽に調達できるツールで修理できますが、ガラス交換やリペアは素人が作業すると失敗するリスクがあります。難易度と失敗リスクを理解した上で慎重に検討しましょう。
自分でガラス修理をする方法
子供が割ってしまった窓ガラス

自分で行うガラス修理は以下の種類があります。

割れたガラスの種類と用途、破損度合いによって適切な修理方法と難易度が変わってきます。
状況によってはプロでないと修理困難なシチュエーションもありますが、ガラス修理の大半はホームセンターなどで調達できる工具とツールのみで対処できます。
作業する人の技術力によって品質が大きく変わりますが、仕組みで見ればどのようなケースでも自分でガラス修理することが可能です。

窓ガラス交換の方法

窓ガラスを自分で交換修理する場合は、近隣のガラス屋さんに連絡して、新しいガラスやサッシとガラスの間に入れるゴムパッキン(グレチャン・ゴムビートなど)を注文します。
ガラスの外寸と厚みを測って適切な種類のガラスを注文すれば、交換に必要な材料だけを配達してもらうことが可能です。

作業手順としては、窓枠からサッシを外して、広い場所でサッシから割れたガラスを取り外します。
ゴムパッキンを新しいものに買えてガラスをはめ直し、窓枠にサッシを付け直す流れです。

窓枠からサッシを外すのはドライバー、サッシからガラスを外すにはカッターとニッパーなど手軽な工具で利用できます。
ただし、上手に作業しないとゴムパッキンの傷や隙間から雨漏りを起こしてしまいます。

自分で修理することも可能ですが、作業に失敗して新しく注文したガラスを割ってしまう失敗事例も多く、難易度が非常に高いです。
業者に交換を依頼した場合の作業料は1万5千円から2万円程度です。
素人でも半日程度の作業で対応できるので割が良い作業にも見えますが、失敗リスクや工具の調達費用を考えると自分での修理はおすすめできません。

車の飛び石傷なら修理可能

飛び石で車のフロントガラスに小傷が入った場合、ヒビが広がっていなくて傷が直径1cm程度であればリペア修理可能です。
通販や部品量販店で専用のリペアキットを購入しましょう。
安いものは通販で1,000円前後で売っていますが、説明書が日本語に対応していないこともあるので注意しましょう。
売れ筋は2,000~3,000円前後の商品です。

飛び石による小傷にリペアは専用キットを使って吸引しながらヒビの中に入った汚れやゴミを取り除きます。
下処理が終わったらリペア剤を数滴垂らしてフィルムを貼って固まるのを待ちます。
完全に固まってからフィルムを剥がせば修理完了になります。

下処理が重要で上手にできないとリペアが不十分になったり見栄えが悪くなってしまいます。
また素人が無理な力を加えて下処理をすると、ヒビが広がってリペア不能な状況に悪化するケースもあります。


自分で修理する難易度は低いですが、プロに任せても安い業者なら1カ所につき1万円前後で対処してくれます。
リペアキットの購入費用を考えると、自分で修理することで節約できる費用は数千円程度です。
失敗した時のリスクも踏まえて自分で修理するか業者に依頼するか検討しましょう。

車のフロントガラスのほか、市販品のリペアキットではスマホの液晶を直す方法もあります。
レジンという液体を固める専用樹脂を使う仕組みは車のフロントガラスと同じで、手軽な商品はクリーニングした後に割れた液晶の上から塗るだけで修理できます。
お手軽ですが、スマホのリペアキットは応急処置に近い品質です。
レジンを使ったガラスの修復について詳しく知りたい方は「レジンでガラスを修復」をご覧ください。

応急処置の定番は飛散防止フィルム

雨風を通さないヒビ割れや小傷、その他の経年劣化でガラスの強度が落ちている場合は、飛散防止フィルムを貼って応急処置することができます。
ただし、割れた時の飛散を防止するもので、時間の経過や軽い衝撃で中のヒビは悪化してしまうので、窓ガラスなど重要な部位のガラスにはオススメできません。

また、綺麗にクリーニングして丁寧な作業をしないとフィルムの中に気泡が入って見栄えが悪くなるデメリットがあります。
主に戸棚のガラスなど、安全に使えれば見た目を妥協できるケースや、買い換え予定のあるスマホの液晶ガラスなど短期的な応急処置におすすめです。

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