防犯ガラスはどうして強い衝撃を与えても割れないのか?

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防犯ガラスの特徴や仕組み・修理費などについてご紹介

防犯ガラスは、二枚のガラスの間に特殊膜を挟み込んでいます。そのため、外部からの衝撃を吸収することができ、強度をアップさせることができています。
防犯ガラスについて

普段、意識せずに毎日見ているガラスには数多くの種類があります。

不法侵入の手口で最も多いのは、実は「ガラス破り」です。
侵入被害にあった1戸建住宅の実に70%がガラス破りされているのです。

この対策のために防犯ガラスという特殊なガラスが開発されました。
現在は特殊ガラスの中でも一般的なガラスとなっており、戸建住宅を中心に採用されることが増えています。

防犯ガラスの特徴として、通常のガラスよりも強度が高くなっており、ハンマーで叩いても簡単には割れません

構造としては2枚のガラスの間にポリカーボネートなどの素材を使った特殊膜を挟み込んでおり、外からの衝撃を吸収します。

防犯ガラスをハンマーで割る瞬間

通常のガラスであれば、ハンマーを使えば1回で大きなヒビが入り、一部が割れ、2度目の打撃でガラスが完全に割れてしまいます。ハンマーのようなものがあれば簡単に割れるため、大きく振りかぶる必要もありません。

また、侵入犯の中には割れたガラスを素早く取り除くために、ガムテープ等を貼り付けてから割るといった手口もあります。

防犯性能を施した特殊なガラスであれば、割ること自体が極めて難しくなります。

防犯ガラスをハンマーで小さく振りかぶって叩いても、傷がつくだけです。
大きく振りかぶって叩くと、クモの巣状のヒビが入りますが、貫通などはしません。

メーカーや防犯ガラスのグレードにもよりますが、5回ほど叩くと小さなガラス片が生じ、10回ほど叩くと複層になった内側のガラスが大きく破損して飛び散りますが、穴はできません。

さらに40回ほど叩き続けることで、やっと拳が入る程度の穴ができます。

勢いをつけて激しく何回も叩かないといけないので、かなりの音が周囲に響きます。

侵入犯は、できるだけ早く静かに家屋内に侵入したがるため、割れにくいことや音が出ることを嫌いますので、
防犯性能を大きく向上させるのです。

防犯ガラスは、修理もしやすく、傷がついたガラスをまるごと交換するだけです。

修理コストはガラスの厚みと面積で決まります。
ガラスメーカーやグレードによっても異なりますが、一般的な戸建住宅であれば3~8万円ほどが相場になっています。

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